【遁甲推命術の特質(命)】

(会報誌・季刊「五術」昭和62年6月号掲載文から抜粋)


佐藤六龍著



三十年ぐらい前の事です。

私の中国学(?)の恩師・伏見冲敬先生が次のような事を
私に問われたことがあります。

「奇儀命理という占術はどんなのか?」

私はその時、まだ中国の五術も遁甲も知りませんでしたか
ら、この「奇儀」がわからなかったのです。「命理」もおぼろ
げながらしかわかりませんでした。伏見先生がいわれるに
は、中国の随筆を読んでいたら、この「奇儀命理」という言
葉が出てきた、という事です。


私がどんな事が書いてあったかをお尋ねしますと、大変に
おもしろい事が書いてあり、その人の生きざまが実におも
しろいし、人間の運に対する考えが中国人特有のものであ
った、という事です。

人間は一生のうち、いろいろの運の盛衰に出会い、泣き笑
いしながら人生を送るが、つまるところは、その人の宿命の
特徴・傾向から一歩も外に出ていない。どんなに努力しよう
が、どんな悪い運に泣かされようが、それらを後でふりかえ
ると、宿命の「格」の苦から出ていないことがわかる。

職業を何度も変えたが、結局、過去を振り返ってみて、自分
が一番安定していたのは、「格」にあった職業である。

自分の一生は「奇儀命理」の「格」から一歩も出なかった事が、
死ぬ間際になってようやくわかった。

以上のような事が書いてあったというのです。

「奇儀命理」「格」とはどういう事をさすのか、との伏見先生の
質問なのです。私はその時答えられませんでしたが、今にし
て思うと、すべてが納得がいくのです。


「奇儀命理」とは、奇門遁甲の三奇六儀で、奇門遁甲推命術
のことです。「格」とは、奇門四十格のことです。

つまりその人の随筆は、奇門遁甲推命術で自分の宿命の死
にぎわをみたら、過去の一生の運の起伏が、この遁甲推命
の範囲から一歩も出なかった、という事らしいのです。

ここで面白いのは、「格」をとりあげている事です。特に何度も
職業をかえたが、「格」にあった職業が一番安定していた、と
いうあたりは、我々占術研究者にとって、さもありなんと、自慢
できる点ではないでしょうか!

四柱推命や紫薇推命のような広範囲にわたっての運勢面を
あらわす命理とちがって、遁甲推命術はその人の運勢傾向、
宿命の特徴、運の起伏における特徴というものが、はっきり
と遁甲推命にあらわれるからです。


奇門遁甲術のすばらしさは、私は「格」にあると考えています。

つまり、方位でも、占トでも、命理であっても、世の中のあら
ゆる吉凶の事象を、四十の事象、つまり奇門四十格にまと
めたというすばらしさは、他占術に類をみない整理法ではな
いでしょうか。

ですから、生年月日時から出した遁甲命理の「格」は、その
人の一代の運の縮図であり、結論であり、運勢の特徴傾向
の総まとめであるわけです。

随筆の著者が過去をふりかえり、職業を変えても、運の起
伏が数多くあっても、奇門命理の「格」の中で動いていた、
という言葉はなるほどとうなづけるものがあります。

遁甲推命術でみて、吉格なり凶格なりがある人は、その人
の運はこの「格」の中で動くという事でしょう。


【註】この「遁甲推命術」には、生時を使用しない生年月日
で命理盤を出す方法があります。生年月日で「四柱推命」
を称するのは、まったくのインチキと言って過言ではありま
せんが、この遁甲には最初から生日で出す方法があるの
です。誕生日は訊いたが生時までは訊けないということは
よくあります。
生時がわからない人の運勢を占うにはこの「遁甲推命」が
いちばんです。




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