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五行易

【断易用神の矛盾】佐藤六龍著



【断易用神の矛盾】

佐藤六龍著

《季刊「五術」平成15年3月号から抜粋》



五術そのものは理論とその構成がしっかりしており、ほとんど矛盾がないのですが、それを応用する側が使用する時に、変な使い方をするために矛盾が出てくるのです。周易などは、これを逆手にとって「易は変を尊ぶ、五行易などのように型にはまったのとはちがう」などという詭弁をろうするしまつです。

気をつけないと五行易も子平以上に矛盾が百出する占術です。こう書きますと五行易がさもあやふやな占術のように思われがちですが、そうではありません。前述しましたように、原則はまったく矛盾がなく、応用者側が勝手に矛盾を平気で作ってしまうからです。

そのよい例を今回は述べてみましょう。台湾の五術は、紫薇と五行易と風水が八割をしめています。

その書も本屋の棚のほとんどが五行易と紫薇と風水の三種です。そして、その五行易書のすべてが矛盾だらけ、卑俗な言葉でいえばインチキ・デタラメ判断の書なのです。

子平書では最近に先人の矛盾を説いた書が一種のみ出ましたが、五行易書は一冊(現在のところ)もありません。

五行易は周易とちがって、占事占的をものすごく細かくしぼって、それに対して用神という五行を設定し、それに対する他五行との生剋をみて吉凶成敗を占うものです。

ですから、ある五行を中心にみた場合と、他五行をみた場合とでは生剋がちがってくるのです。ここです矛盾というのは……。五行易の矛盾におちいる人は、この点がはっきり飲み込めていないのです。

悪口になりますが、台湾の五行易家はこうした矛盾がまったくわからない非常識家のみということになります。


次のは、台湾で数冊の五行易書を著している某氏の占例です。

〔占例……矛盾の五行易〕

五術を商売にしようとすることの可否を占う(占的)










この占的この易卦で二十二条の判断を下しているのです。

中国の古書『卜筮正宗』では一卦多占をいましめ、分占をすすめているのです。易者で食べられるか?の占的で二十二の断は多すぎます。こんな事はこの易卦を検討するまでもなくまちがい、という事はわかっています。五行易の矛盾という観点から一つ一
つ究明して五行易研究の参考に供しましょう。

小生の解説が多少、重箱のすみをほじくるアラ探しのような点があるかもしれませんが、そこが五行易の正当と矛盾のわかれ目、というふうに解していただくと幸いです。

「断」は台湾著の判断、「解」は六龍の解・註です。


1、世爻に朱雀を持ち、寅が卯の進神に化し、月から旺相。

 − 本人が五術を積極的にやろうとしている。
この業にむいている。

 − 誤りではありませんが、少し甘い断です。
五術開業の可否の占的で、むいている云云は用神外の断。積極的云云は推測。第一自己が積極的だからこそ、占断を乞うたのです。婚姻占などは相手がありますから相手の積極云云はあっても、自己占の場合に積極云云は少々おかしいのです。世爻が空亡の場合は迷っているという事が判断できますが……。

五術家にむいているか?というのと五術家開業の可否?とでは占的も用神もまったく違うのです。第一番目からおかしな断です。


2、卦中に財爻がない。

 − この業界そのものがあまりよくない。財利が地下にある象。非常に苦労があるだろう。

 − 誤断。占的用神とまったく無関係の事です。
五術家開業可否占で業界の内部まで判断するは論外。


3、月建亥と世爻寅が合し、日晨酉と化爻卯が冲する。

 − 本業をやめることもできず、しかもやめる事を考えている。

 − 誤断。五行易にこのような見方の原則はありません。月建と卦中支は旺相休囚と生剋と月破のみの関係であって、合をみる原則はありません。


4、世爻に子孫を持つ。

 − 小銭が入る。

 − 誤断。開業の可否占で子孫を小銭とするのは誤り。事業占・損得占なら妻財の原神で子孫を小銭としますが、希望占のような開業の吉凶占でこの断はまったくの誤り。

世爻用神の時に、六親が何がついても(忌殺帯身以外)吉凶なし、が正しい五行易です。


5、月建亥と世爻寅が合。

 − 亥は兄弟で散財、故に本業は散財で利なし。
しかし世爻寅は子孫ゆえ少し利がある、故にやめがたい。

 − 誤断。矛盾だらけ。

1では世爻が亥から旺相の吉とし、ここでは散財の凶とする矛盾。


6、卦身未が卦にない。

 − 無計画。

 − 誤断。卦身は一般にみないのが正しい五行易。
また無計画という象は、用神が空亡の時のみの象です。


7、世爻が応爻を剋す。

 − 改職にさまたげなし。自己の力がある。

 − 誤断。この占的には世応の関係はまったく関係ありません。応爻をみるのは彼我の関係のある占時のみ。また応爻を剋したから自己に力があるというのも誤断。自己の力の有無は世爻の旺相休囚と生剋のみ。


8、日晨酉が世爻寅を剋す。

 − 酉は父母。故に父母が反対している。

 − 誤断。自己の開業可否占で父母を両親とみるのは誤り。あくまでもたんなる酉金の剋とみるのが正しい断です。


9、午財が伏しており、世爻寅を洩らしている。

 − 妻女が暗黙のうちに反対している。

 − 誤断。2で妻財を業界内部の財運とみておき、ここでは妻女とみる兼断の矛盾。


10、子孫が世爻につき進神に化している。

 − 子女は賛成。

 − 誤断。自己の開業可否占で子孫を子女とみるのは誤り。しかも子孫を4で小銭とし、5で利益とし、ここで子女ととる兼断(三象意をみている)の矛盾。


11、月建亥の兄弟が世と生合。

 − 兄弟朋友は賛成。

 − 誤断。前述のように月建と卦中支の合をみるのは誤り。さらに自己の開業可否占で兄弟を兄弟朋友とみるのは誤り。しかも5で兄弟を散財として凶とし、ここでは兄弟朋友の賛成の吉とする吉凶の矛盾。


12、月建亥が世爻と生合。

 − 意思強く、五術の力量が満ち満ちている。

 − 誤断。3・5・11の項と、この断で四つの異
なった事象を一つの易理で兼断している矛盾。

3では亥寅の合で本業がやめられない。5では亥が兄弟で散財。11では亥の兄弟で兄弟朋友が賛成。12では亥寅の合で意思と力量が強い。同じ亥の兄弟爻でこれだけの矛盾の事象を述べているのです。


13、日晨酉が化出世爻卯を剋す。

 − 自己が無計画。

 − 誤断。6ですでに無計画を判断し、ここでまた同じ断を別な理から下している。まちがいではないが少々おかしい。しかも酉が卯を沖する兼断をすでに3で行なっています。


14、世爻に子孫を持ち、旺相で三爻の辰官鬼を剋す。

 − 自己に力があり、鑑定客を上手にあつかう。

 − 誤断。開業可否占にこうした判断はまったくの見当ちがい。しかも4で子孫を小銭云云と判じ、ここでは客あしらいと判じている。兼断の矛盾。


15、世爻に子孫を持ち子孫に化す。

 − 本業をすてられない。また別な業を持つ。
一つの身で両業を兼ねる。

 − 誤断。1・4・14とこの項で異なった事象を一つの易卦で兼断している矛盾。第一職業の数や種類は易卦に絶対に示されないのが正しい五行易。


16、六合卦に化す。

 − 業を変える事が吉。但し迷いが多い。

 − 誤断。このような象の断は、六合卦では絶対にでてきません。


17、壬申年に世爻寅を冲す。

 − 中国81年壬申に旧業をやめてしまう。

 − 誤断。開業可否占でこのような断は無関係で判断できません。


18、癸酉年に世爻化出卯を冲す。

 − 中国82年癸酉年は不運。

 − 誤断。17と全く同じ。堕官鬼が月建亥に囚。


19、官鬼が月建亥に囚。

 − お客が少ない。

 − 誤断。開業可否占で官鬼をお客とするは誤り。


20、官鬼が世爻を生じない。

 − お客が少ない。
 − 誤断。19と全く同じ。


21、寅午戌と三合火局す。

 − 自己の力によってお客より財を得る。

 − 誤断。これまでの判断とまったくの矛盾。
2では午の財がないといい、ここではない午に三合させている矛盾。


22、世爻旺相で進神に化す。

 − 父の反対をおそれず自己が説得する。

 − 誤断。これまでの判断と矛盾する断。
また日晨の酉からの剋を父の反対とみるのもおかしく、さらに旺相進神を自己が父を説得するという象も無理。



以上のように、一つの易卦で22の異なった事象を兼断しています。
しかもこの易卦は、五術を開業する事の可否いかん?を占う事に対しての立卦です。

それに対して22の事象を判断しているのです。開業可否に対する用神という事も、五類が互いに生剋しあうことも、まったく考えない、非常識無知な断易者なのです。

一つの易卦の中の妻財で、業界の財運、妻、求財の三種を平気でみています。子孫では自己の財、子供、自己の能力、職業の四種をみています。

用神があるのにこのように五類のすべてをみますと、子供はすべて小銭(財の原神)があり、お客を上手にあつかうという事になってしまいます。

妻は必ず財があり、その妻のつとめている業界は財運があって景気がよい、という事になってしまいます。

結論として、五行易の用神・用神の生剋、というきわめて初歩的な事を十分に理解しないため、こうした変な矛盾に満ちた五行易判断ができてしまったのです。

占術の原理原則には矛盾はなく、理路整然としているのです。それを使う側が変に応用するため、矛盾が出てくるのです。

皆さんはこの点をよくよく注意してください。









【占術の構成と利用】佐藤六龍著


【占術の構成と利用】

(季刊「五術」昭和58年9月号掲載文から抜粋)

佐藤六龍著



いささか私事になりますが、三月からとりかかった「活用秘儀シリーズ」が七月末にようやく脱稿しました。今回の出版は「六壬」です。子平を第一回の活用秘儀として取りあげ、断易・遁甲と三冊で、ようやく四冊目として「六壬神課活用秘儀」をまとめあげました。

手前みそになりますが、この活用秘儀は私が全五術の正しい全貌を伝えるためのライフワークともいうべきものとして、正しく、平易に、入門から奥義まで、というモットーをつらぬいたものです。

もともと、日本には五術としての正統のものは、人相(但し画相と気血色を主としたもの)と断易の二術しか伝えられていませんでした。四柱や相学(印相・名相・家相・墓相)はまったくでたらめもひどいものですし、遁甲は伝えられていませんでしたし、六壬はまちがいだらけで、断易と混同されたものとなっていました。

漢方に至っては、まったくの旧い漢方(但し方剤)で、後漢の時代にできた医学が完璧である、という非常識さに気づかぬおろかな漢方医が治療している現状です。針灸も、全身に針ねずみのようにうつおかしげな治療法です。

このように五術は正しく日本に伝えられていませんでしたから、私は「活用秘儀シリーズ」として一書ずつ物にしていく気になったのです。今回は「六壬」を書きましたが、書いているうちに、全五術のいろいろの事が次から次へと頭へうかんでくるのです。というのは、四冊目ですから、全五術の関連、構成、特徴、差異などがおもしろいように考えられ、いまさらに、中国の五術のすばらしい構成に感心させられた次第です。

少しですが、断片的に書いてみましょう。

六壬を書いているうちに気がついたのですが、各占術にはそれぞれ一般の人が気がつかないような独得の構成で占術が存在し、それが占術の特色であり、長所であるということです。あたり前といえばそれまでですが、この当然の理をくみとると、その占術を他占術よりも活用する事が上手になりますし、すばらしい「判断の妙」ともいうべき学術的功用にもつながります。

六壬と断易は五術の中では卜に属する雑占法ですが、まったくちがった構成でできています。一般にちがいを云云する時、断易は吉凶の断、六壬は象意の細、といわれています。
しかし、本当はそうした点にあるのではなく、占法の構成上から来る、その占術独得の長所があるという事です。

断易も六壬も占事の時の触機により、占術の一つの構成が始まります。断易は立卦です。六壬は課式盤作成です。どちらもある時という同じ一つの点を基にしながらまったくちがう占術構成法をとっています。

断易はどんな立卦法、どんな立筮具を用いるにしても、易卦を出すのに、一爻ごとにばらばらに六爻を出し、そこで始めて一つの易卦ができます。つまり、六爻で組みたてられている一つの易卦は、なんの関連もなく一爻ごとの爻が単に六種ならんでいる、というのが断易の構成上の特徴です。

それに対して六壬は、日干支という二つの一種の虚星を基にしてそこから、四課・三伝の課式盤ができます。つまり、あの複雑な六壬課式盤の四課・三伝はすべて、触機の時干支の縦横の関連によって組みたてられているという特徴です。

一方は六爻あっても、まったく無関係で六爻があるというのに対し、一方はすべて課式が関係づけで組みたてられているのです。この二点が非常に大きくちがうのです。もちろん、断易の十二支は、六爻とも関連があるように納甲されていますが、納甲以前の六爻を考えると、六爻の構成は無関係です。六壬は四課・三伝の十二支によって組みたてられ、そこに十二天将星と六親星が配されるのですから、易の六爻にあたるのがこの四課三伝の十二支です。

さて、この六壬の四課・三伝の構成がすべて密接な関係の上にたっているという事は、なにをあらわしているか?また占的に対してどういう意味を持つか? ―― これを考えると六壬を用いる占事、六壬を判断する方法が、開眼できるのではないでしょうか。

十二支定位盤の上に月将支をのせて天地盤ができ、日干支を基にして四課ができます。この四課に特徴があります。一課の天盤支と二課の地盤支が同じ、一課と三課は日干支、三課の天盤支と四課の地盤支が同じ。三伝はこの四課の生剋の関係から初伝ができ、初伝から中伝、中伝から末伝、という具合にすべての四課三伝支が日干支と触機(時支と月将支)を中心に完全な連関作用で構成されているのです。

トにしろ命にしろ、ある占術がこのように、一点を基にして関連で組みたてられているのは六壬以外ありません。四柱でも、たんに年の中の月、月の中の日、日の中の時という関係で組みたてられているにすぎません。前述しましたように、断易は、まったく六爻がバラバラで構成されているのです。

さて、この六壬の四課三伝が関係があるという点どう占断に応用するか?という事です。
命の場合、一課を自己とし、三課を妻としますから、六王命理は自己からみた妻であり、自己が××する妻、というあらわれ方をするのです。これが断易(河洛)の場合、まったく対等の立場、男と女、赤の他人であった男と女が夫と妻となった、というあらわれ方をするのです。

子平の場合、断易(河洛)と同じく対等の配偶者関係ですが、喜忌というものを用いますから、たんなる対等の男と女とあらわれていますが、やはり自己にとっての損得的な立場で配偶者運があらわれているのです。

これが紫薇の場合は、十二宮の配置も、星の配置も、まったく機械的に配しますから、男と女の関連づけよりも、第三者からみたたんなる夫と妻、という状態で配偶者運があらわれています。

こうしてみますと、六壬があらわす夫妻運が一番、なまぐさい夫婦関係を如実にあらわしているといえます。密接不離な第一課からみた三課の配偶者であり、三課に作用をあたえている四課の配偶者の身内であり、その吉凶が三伝に出ているのです。
 
俗な言い方でこれを説いてみますと、次のようになります。

本人からみた吉凶の度合いの強い配偶者像、しかも、これは赤の他人や友人からみたのとはまったく異った配偶者像が第三課にでるのが六壬命理。

本人にとっての吉凶の作用をあたえている事が第三者にもよくわかる配偶者像、これが子平命理。

当人からみた表面上の配偶者像で、しかも第三者から同じくみえる配偶者像、これが紫薇命理。

たんなる第三者からみた夫と妻の状態、これが河洛命理。

雑占でも同じです。自己とまったく無関係の爻でありながら、そこの十二支によって合なり冲なりをうけているために、何らかの吉凶作用をあらわしているのが断易です。六壬は、自己がまきおこす何らかの関係によって、そこに四課三伝があらわれ、それが吉凶をあらわしているのです。

結論として、占術の使いわけにこの構成上の特徴を応用したらおもしろいという事です。
当人が来た時は、すべて六壬。当人以外が来た時は断易。

その人に関連のない占的を占う時は断易、なんらかの関係がある占的の時は六壬 ―― というような用い方です。もっともっと命理などは、この特徴を応用したら面白い推命ができると思います。










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《五行易初等科》

4月7日(土) 11:00-12:45 開講!

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【異動の占い方(卜)】(季刊「五術」平成1年12月号掲載記事より抜粋)


【異動の占い方(卜)】  

佐藤六龍著

(季刊「五術」平成1年12月号掲載記事より抜粋)



人事異動についての質問を時々受けることがあります。この異動には、部署の異動も転勤も含めてよいでしょう。

家を新築したばかりなので、あるいは、子供がまだ小さいので転勤は困る、というのもあれば、いまの部署がいやでどうしようもない、何とか異動にならないものか、というのもあります。

一般的にいって、こうした占的にもっとも適しているのは五行易でしょう。異動 − 変化があるか、ということですから、動爻の有無に注目すればよいのです。自占なら世爻が用神になりますし、妻が夫のことを占うのなら官鬼が用神になります。この用神に動きがあるかどうかをみればよいわけです。

用神が静爻なら異動はない、動爻なら異動があるとします。この場合、占的が異動があるかどうかということですから、日月からの生剋は一応無視してかまいません。

吉凶得失を占うのではないのですから、たんに、用神が動いたかどうかだけをみればよいのです。

六爻の中で、ある爻が動く確率は三分の一、つまり三回に一回です。三回易を立てて、そのうち一回は用神が動く、というのが標準的です。まあ、こんなところかな、という気はします。しかし、これは平均値ということであって、現実にはつづけて動爻が出ることもあれば、五回も六回も静爻がつづくこともあります。ですから、あくまでも、確率的に考えれば、ということであって、純粋に占いの立場に立てば、確率論など考える必要はありません。すなおに判断すればよいのです。

「動爻」以外では、六冲卦に注目します。「六冲卦」は、散り散じる、つつき動かすということですから、これも動きがある、異動があるとします。

このように、「異動」に関しては五行易でみるのが一番ですが、占術 − ことに「ト」の占いでは、占者と占い(あるいは占的)との相性といったものもあるようです。

恥ずかしながら、筆者の場合、五行易で「異動」を占って、自分で納得いく鑑定ができたことがありません。どこかわだかまりが残ってしまいます。筆者はですから、「異動」の占いには六壬を用いていますが、それは、人それぞれということでかまいません。各人が、「実績のある」占いを用いればよいのです。

六壬での「異動」の見方は、一課と三課の冲、末伝と一課の冲をみます。十二支関係では、「冲」が動きをあらわします。一課は本人、三課は占的、つまり人事ということになります。

ただ、先にも書きましたが、ここでも吉凶得失を占うわけではありませんから、一課と三課、一課と末伝の関係のどちらかに「冲」があるかどうかだけをみていけばよいのです。
この二者に軽重をつけるとすれば、まず、末伝と一課の関係をみて、「冲」がなければ、次に一課と三課の関係をみるようにします。

「命」で異動をみる方法は残念ながらありません。ただ、「命」とはいえませんが、生年干支によって占う見方はあります。昭和の初期に大郎坊という易者がいて、この人は高嶋象山の占いを編み出したとされている人物ですが、この大郎坊の見方です。

生年干支が甲子なら、甲・己・子・午の年に「変化」がある、とするものです。非常に単純、他愛がないといってしまえばそれまでですが、筆者が干支術を教わった芝山先生などもこの見方で「変動運」をみていました。

理屈っぽい読者からは、「それでは同い年で大学を卒業して同期で入社した人間はみんなそうなのか」といわれそうですが、同期の社員が大挙して易者のもとに来るわけはなく、判断の時は一対一なのですから、これでも商売になるのです。「ト」を学ぶには理屈っぽさも必要ですが、本来の「ト」の性質を考えれば、単純にわりきることもまた必要なのです。










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【 立筮具使用法 】


◎筮具の持ち方と六爻の決め方

筮具は縦に持ってください。

筮具の六つに仕切られた、一番下の部分を、
初爻の位置とし、一番上の部分を上爻の位置とします。
つまり、筮具を持った時、持った人の手前に当たる部分を
初爻とするわけです。

仕切りの中には、サイコロが三個入っていますが、
数の目には一切関係なく、奇数か偶数かを知るだけです。
 

◎陰陽の決め方

この筮具のサイは、赤が奇数、黒が偶数になっています。

三個とも赤(奇数)は 老陽 
三個とも黒(偶数)は 老陰 
二個が赤(奇数)は  少陽 
二個が黒(偶数)は  少陰 
   
以上のように考えて立卦すれば、
正しい五行易が立卦できるわけです。
もちろん、老陽と老陰が変爻するのは当然です。
 
《註》 この筮具は、中国の擲銭(てきせん)法にもとづいて作られたもので、
五行易を立卦するのに、一番正しく、六十四卦が平均に出る立卦法です。


※筮竹による中筮法や、八面サイコロの立卦法は、
易理にあっていませんから、
絶対に用いてはならない立卦法です。





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附:五行易便覧・六十四卦略語五十音順一覧








◆完全に納甲された五行易の六十四卦図表(B5判の裏表に収蔵)
卦名・世応・六親・十二支・伏神・六冲卦・六合卦・親卦のすべてを網羅。

◆五行易便覧・重要五行易用語の解説および各種図表
月建と爻の関係(旺相・休囚死・月破)、暗動・日破・回頭の生剋、原神・忌神・
仇神月破表、三合支・十二運表、支合・支冲表、旺相休囚死・剋一覧表、進神・
退神・十二運早見表(爻の十二支と五行および日晨・十二運)、六十干支順位・空亡表












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■光山流五行易・六龍五行易の集大成
■五行易の素晴らしさ・面白さを再確認させられる書


中国の五行易(断易)の二大聖典と称される『増刪卜易』・『卜筮正宗』は、五行易理論の基礎となるものであり、この二書が果たした役割には大きな功績があります。一方、理論を述べた章では明快に理論が整理されていながら、実占例の章では、その理論に反するような断が成されている、というように、功罪相い混じる点があります。

本書は、先に述べたような、中国書特有の占断に疑問の残る占例を抜き出し、正しい五行易の理論と光山流の易解釈で、再検討した書です。

佐藤六龍先生が、大熊光山師から長年にわたり、個人的に講義を受けられたものです。そこには、重要な光山流秘伝や、五行易の大原則に則した真の五行易の用い方が述べられており、五行易の真髄を著した書です。

― 用神多現の場合の用神の決め方秘伝・空亡の見方秘伝・三合会局の見方秘伝・月破の見方秘伝・寿命占の見方特別秘伝 ― などが、占例の断の随所に述べられています。

本書の後半には「光山流五行易のすべて」と題し、光山流五行易の基本理念や秘伝が整理されています。


◎秘伝・占的と六親の官鬼・子孫
◎秘伝・『卜筮正宗』の誤り
◎忌殺帯身は正しいか?
◎不応卦について
◎光山流五行易十二条






『光山流秘伝 五行易の真髄』

本書の《はしがき》より


 本書は中国の『増刪卜易』(野鶴老人著)の中から、占例を出し、それを解釈したものです。この 『増刪卜易』はすでに発刊されていますが、(香草社刊行<『五行易最奥秘儀・続五行易最奥秘儀』)、その中から、問題を多く含んだ占例と易卦を出し、それを正しい五行易理と光山流の易解釈で説いたものです。

 この原稿は、大熊光山先生から小生が個人的に、野鶴の占例講義として長年かかって講義を受けたノートを基にして書き上げたものです。小生が光山師の説をまとめたものと解していただいて結構です。小生の独自の訳などは一点もありません。

 光山師は、中国の占術で独自に解釈できたり、新解釈などは、まずない。自己が発見したように考えていても、必ずどこかにあるものだ。 ― と言われていました。

 すでに野鶴の訳書が二冊出版されているのに、いまさらと、小生はノートをかかえて逡巡していたのです。この話しを田淵英宗先生にふともらした時、「どんな形でもよい。ぜひ出版して我々に見せてほしい。野鶴の書をすでに読んだ人、という条件をつけてもよいではないか。ともかく、光山師の五行易の説を埋もらせておくのは、先生(六龍)の罪である。一刻も早く、どんな形でもよいから公開してほしい」という要望がありました。

 そこで小生は田淵先生の言を入れ、ノートの整理にかかったのです。やり出してみると、五行易のおもしろさが一段と増しました。と同時に、子平術と同じく、中国人のいい加減さ、正しい理をあげながら、それに反する矛盾を平気で書いているズルさに閉口しました。

 光山師は、そこを上手に整理してあるのです。本書によって、日本における五行易の正しい卦の読み方が、どなたにも習得できるはずです。

 野鶴の占例と卦を出し、占断文をあげて、それを縦横に解してあります。また、その卦に応用した五行易の理を、占例とは別に、こと細かに説いてあります。ゆえに占例を読みながら、易卦の読み方をどうするか? 原理をどう応用するか? がわかるはずです。

 (後略)




※本書の前に、必ず、五行易の入門書 『五行易活用秘儀』 をお読みください。


















【透派ものがたり】(5)佐藤六龍著


【透派ものがたり】(5)


(季刊「五術」平成28年6月号掲載文から抜粋)


佐藤六龍著




陳希夷は「山・医・相・卜」を身につけていながらも、「命」については何ひとつ知っていないわけで、この布衣道人の言葉に希夷は心をうたれ、また道人について「命」の方術を学びました。

希夷が道人から学んだ「命術」は、「紫薇斗数推命術」という占術であり、当時もっとも秘密とされていた種類の占術でした。

「命」を習得した陳希夷は、ついに五術家として完璧な人になったのです。「五術」を完全にマスターして、本当の意味の五術家・仙人となったのです。



【註】  「五術」あるいは「運命学」というものは、目的によっていろいろの方術(五術)を使い分けるのが正しいものである。

心身をすこやかにするなら「山」、病気を治療するなら「医」、目に見えるものを判断するなら「相」、目に見えないものを判断するなら「卜」、人間の根本を見るなら「命」、というように「五術」を、その目的と手段によって使い分けをしなければならないのである。

陳希夷は、「五術」をすべて習得し大家になったが、後世まで伝わった陳希夷の「五術」は、「山・相・命」の三術のみである。「医」や「卜」は他の「五術」にくらべて、さほどすばらしいものではなかったとされている。 しかし、彼の「山・相・命」は、まことにすばらしいものである。

陳希夷の名著として後世に遺されたものは、「山」では『陳希夷全書』。「相」では『麻衣神相』。「命」では『紫薇斗数全書』などであり、みなすばらしい内容で、今なお発刊され、「五術」の研究家には必読の書となっている。



梅耕天は生まれたわが子に狒嚢甅瓩箸いμ樵阿鬚弔院大切に育てました。

二年後に梅夫人は、また女の子を産み、梅耕天は次女に「朋艶」という名前をつけ、二人をかわいがりました。

二人の女の子は、何ひとつ不自由のない家庭で、すくすくと育ちました。ふしぎなことに、二人の姉妹の性格は正反対であり、素香は名前の示すように、おとなしく物静かな子供であり、また妹の朋艶は名前のように目鼻がくっきりとして派手な顔だちで、美しい着物を欲しがり、性格も非常に華やかなところがありました。

素香が六歳、朋艶が四歳になった時、ここに五術史上にのこる大きな倏魃請饂件瓩起こったのです。

ある寒い夜、山奥で真夜中に二人の黒い衣服を身につけた人物が一生懸命に穴を掘っていました。この二人は、梅花派の掌門・梅耕天と白雲派の掌門・白博文であり、一門一派の長としてはあまりにも解せない行動をとっているのです。

非常に仲のよい間がらであった二人は、ある日、山を歩いていた時に、偶然にもこの穴を見つけたのです。

二人が穴の中を見ると書物がたくさん入っていました。
真昼間に二人で書物をかかえて山から帰れば、ほかの門派の人々からあやしまれるのは当然です。そこで二人は、穴を土で埋めてしまい、夜になって本をとり出しにかかったのです。

夜明け近くになり、ようやく書物をすべて取り出すことができました。よくよく見ますと、いずれも「五術」に関する書であり、内容はこれまで二人が見たことのない秘伝が連ねてありました。

しかも、これらの書は、木版刷りの書ではなく、すべて肉筆で書かれたもので、つまり世の中で一冊しかない書ということになります。

中には、ミミズがはっているような字で書かれているのもあり、彼ら二人には読めない書もありました。当時はすでに、マルコ・ポーロが中国へ来てから二百年もたっていますから、おそらくそうした書物は、オランダ語かスペイン語、ポルトガル語、英語などのいずれかであったろうと思われます。

掘り出した本の分配になりますと、これまで仲のよかった二人でしたが、長年の友だちにもかかわらず、はげしい争いを始めてしまいました。

「五術家」にとって、「五術」の秘本は、まさに第二の生命ともいうべきものですから、当然と言えましょう。

口論の末、二人は剣を抜き、その場で斬りあいました。しかし二人とも犢焼鄙亰瓩箸泙脳里気譴討い新の使い手です。勝負はなかなか決着がつかず、たがいに力をつくして争いました。

しかし、最後に梅耕天が足をすべらせて崖下へまっさかさまに落ちて行き、いちおう勝負がついた格好になりました。

山の上で斬りあったときに、二人はたがいに片手で秘本をかかえながら闘いましたから、梅耕天は本をかかえながら谷底に落ちて行きました。その姿を見て、白博文はいまさらながら後悔の念にとらわれたのです。世の中にまたとない親友同士、それが単なる秘本のために争い、ついに一人が生命を失うということは、非常に悲しいことと言わねばなりません。

「梅掌門! 梅掌門!」
頬につたわる泪をぬぐおうともせず、白博文は友の名を叫びつづけました。しかし、返って来るのは、むなしいこだまだけです。しかたなくあきらめた白博文は、残りの書をかかえ寂しく家に帰りました。友を殺してまで手に入れた秘本であっても、もうめくる気にはなりません。

一方の崖から落ちて行った梅耕天は、運よく大きな枝にひっかかり、崖の下を通りかかった狩人に助けられ、その家に連れていかれました。

狩人の家で手厚い看護をうけた梅耕天は、傷だらけながら、どうやら命をとりとめ、びっこを引きながら自分の家である梅花荘にたどりつきました。

三か月も過ぎますと、傷もすっかりよくなり、身体も元気になりました。自分の持ちかえった本を見ますと、すべてミミズのような横文字で書かれたものであり、梅耕天には何一つ読むことができません。

こうなると、どう考えても白博文が持ちかえったもう一方のほうの書が欲しくてしかたがありません。そこで梅耕天は、世にも恐ろしい計画を考え出しました。

彼は、「五術」を研究したり、「五術」で生計をたてたりしている「五術」の諸門派の掌門を集め、白雲門派の白博文が自分の家に伝わる「五術」の秘本を奪いとり、その上に自分を崖からつきおとした、と告げたのです。そして、諸門派の正義の力をぜひ貸してほしい、と諸門派の掌門たちに訴えたのです。

当時、「五術」の門派というものは、他門派の秘伝を武力で奪うことを非常に忌み嫌っていましたから、諸門派の掌門たちは、梅耕天の話を嘘とも知らず、みな梅耕天の味方になり、白雲門派討伐を誓いあい、各門派すべてが大勢の門人を送り、白雲荘に向かって出発しました。

そんなことは少しも知らない白博文は、毎日ただ悶々として楽しまない日々を送っていました。美貌で有名な白夫人も、梅耕天との山中の争いのことを聞き、非常に驚き悲しみました。

ある朝、ふと胸さわぎを感じた白博文は、この出来事の成り行きを占ってみることにしました。

彼は手のひらを出し、「六壬神課」という占術の課式を出してみたのです。白博文の顔からみるみる血の気が引いていき、真っ青になりました。
「六壬神課」の示すことによると、白雲荘は今夜にでも血の海に化すことがはっきりと出ていたからです。

「六壬神課」には、梅耕天は生きており、大勢の人たちを引き連れ、この白雲荘になだれこんで来るということが出ていたのです。

さらに自分の吉凶を占いますと、どうも死ぬ可能性が大きく、九死に一生も得られないことが示されていました。

白博文が書いた占術の「六壬神課」は、「五術」の中では「卜」の占術に属し、人事百般を占う狎衙劉瓩琉貅錣任△襦狎衙劉瓩任呂海痢嶇賛竸晴檗廚函崔念廖廖文濤坩廖砲二大占術として知られており、おのおの特徴がある。おおざっぱに言えば、判断のきめの細かさは「六壬神課」がまさり、吉凶の断になると「断易」がまさる、と言える。「六壬神課」は、人間関係の吉凶の象意などがよく出るし、「五行易」は、吉か凶か、悪いか良いかが明確に出る特徴がある。

                                               以下次号












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【占術の特徴】(季刊「五術」 通巻149号・平成27年3月号)

【占術の特徴】

(季刊「五術」 通巻149号・平成27年3月号)


田淵英宗著



占術の中の卜術に、五行易(断易)と六壬占卜の二大占術があります。

各占術には、それぞれの特徴がありますから、占う事柄によって、五行易を用いるか、六壬占卜を用いるか、どちらがより適当かということがあります。どちらの占術を用いるかは、占う事柄と、占者の知識と判断によります。

五行易では、占う事柄によって、用神(占う注目点)を決めて占断をとります。ですから、三つ四つと多くを占断するときは、五行易が適しています。

例えば、大学入試の事で占う場合、

,海梁膤悗漏慳簔亀罎卜匹ぢ膤悗? 
△海梁膤悗燃慇言験茲漏擇靴瓩襪? 
この大学に合格できるか? など、

´↓に対して、それぞれ易卦をたてて占います。

同じ易卦が出ることは、ほとんどありませんから、吉凶の占断も、それぞれに出てきます。

ただ、占う事柄によって、何を用神(注目点)にするか決めなければなりませんが、そのときに少し迷いが出たりします。

例として、結婚占を挙げてみますと、男性が「この女性と結婚してよいか」の占断なら、妻財を用神にとりますが、女性が「この男性と結婚して良いか」なら、官鬼を用神にとります。また、親が子供の結婚を見るときは、用神は子孫になります。五行易では、同じ結婚占でも、用神が妻財・官鬼・子孫と、占を乞う人によって違ってきます。

六壬占卜では、占う事柄を聞いた時を一番、次いで占う時を二番として、その日の時間の六壬盤によって、吉凶を求めます。誰が占っても、その日の六壬時盤は同じです。

六壬占卜の結婚占・恋愛占では、六壬盤の一課が男性、三課が女性と決まっています。男性が来ても、女性が来ても、おじいちゃん、おばあちゃん、両親、兄弟姉妹が来ても、一課を男性、三課を女性、として吉凶を決めます。

六壬盤の初伝で出会った場所、中伝で現在の状態、末伝と一課・三課の関係の吉凶によって、良い悪いがはっきりとわかります。

六壬盤の一課は、男性の性格や能力、二課は男性側の諸条件、収入や借金、隠れた女性なども出ます。三課は、女性の性格や魅力、四課は女性側の諸条件、職業や家庭環境、隠れた男性なども出ます。

そして、六壬占卜では、時の流れによる状況の変化をふまえた結末の吉凶がよくわかります。人間関係の吉凶の象意などがよく出ます。

五行易は、吉か凶かの、良い・悪いの断が明確に出ます。
それぞれの占術の特長を活かすように、占う事柄によって、五行易なり六壬なりを選んで用いるとよいでしょう。

その他の占卜では、九星を用いた九星占卜や干支を用いた干支秘法もあります。
特に、鑑定をする人は、卜術の一つや二つは身につけておくことを、お勧めします。




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【おすすめ参考書籍】



『五行易活用秘儀』

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佐藤六龍著   (A5判・並製本・312頁)





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佐藤六龍著 (A5判・並製本・320頁)




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