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五行易

【迷う用神!!】佐藤六龍著


【迷う用神!!】

(季刊「五術」平成26年12月号掲載文から抜粋)

佐藤六龍著



先日の講習会での事です。質問された事にとまどってしまったのです。それは五行易の用神についての事です。

自己の子供の占事は、すべて「子孫」が用神です。子供が自己の事について問うなら、「世爻」が用神ですが、親が子供の事を見るときは、子孫爻が用神。病気・損得(妻財でなし)・出世・成敗・吉凶は、すべて子孫爻が用神です。

しかし、その子供が、親の実印を持って逃げ出した! 家の登記簿を持って家出した!
― これらは、もう年齢に関係なく子供ではなく、盗人行為をしたのですから、害を与える者、つまり「官鬼」が用神になります。

同様に、離婚訴訟をしている男女は、夫でも妻でもありません。あいつ! あの人! であって、「応爻」が用神。けっして妻財や官鬼を用神にとってはいけません。

動物(一般的)は、人間にとって愛玩動物的な感覚から「子孫」が用神。熱帯魚・犬・猫の小鳥の類。しかし、サーカスの人(玉乗りする犬)や盲人(盲導犬)・猟師(狩猟犬)などの人々が犬を占うときは、その人々が用いるもの、という意から「妻財」になるのです。

― 以上のような話をしたとき、講習生の方から次のような言がありました。

「猫や友人を切り刻んだ弁護士の娘さんをあの弁護士が占うときは、子孫爻ではなく、官鬼爻ですね。殺人鬼ですもの!」

― いや、親が子を占うのだから子孫爻です。生き物を解剖したい悪趣味の子供でも、やはり弁護士から見れば、子供であり子孫爻用神です。

「それは先生おかしい? 実印や登記簿を持ち出す子供が盗人・官鬼爻で、友人を殺したり、寝ている父の弁護士を怪我させ、入院までしたのが、なんで我(弁護士・親)を害する官鬼爻にならないのですか? 実印の比ではありませんよ!!」と、猛烈で、しかも正論の反論をいただきました。


小生もハッとなって考えてしまいました。確かに講習生の言われるとおり、実印を持ち出した子供は官鬼、他人や父親を襲う娘は、官鬼ではないのか?

よくよく考えますと、小生の前の子孫としたのは、感情的(言いようがない)な言で、困った子供! というので、子孫爻としてしまったのですが、言われてみますと、どうも小生の分が悪いようです。

ヘソクリをくすねる・家庭暴力の不良児でも子孫爻ですが、寝ている父親を怪我させる娘を、いくら可愛い娘と思っていても、果たして子孫爻となるものか……、という反省の考えになったのです。

しかし、昔からデキのわるい子こそ可愛い! と言うくらいで、襲われても子孫爻なのか? 実印持ち出しが盗人なら、襲う子供は官鬼なのか?はずかしながら、この弁護士の娘の用神に対しては、小生も分からなくなってしまいました!

ある方から、平然と人を殺し、人を解剖することに興味(?)をもつという人(?)そのモノを、人物として六親(子孫や官鬼)で占ってよいものか? ― という問題を提起されました。
私はますます分からなくなったという以外、言うことがありません。

その後、あの親の弁護士さんは自殺をされました。この事象(親の自殺)からしますと、弁護士さんは親として、世間や、娘が殺害してしまった方のご両親にすまない! なんでうちの娘が! ― ということで自殺されたのでしょう。(そうしますと、やはり、弁護士さんにとっては、子孫になっているようです)



















































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五行易の原則は、五行の生剋という非常に単純なものです。


ただ、占時占的によって、この判断原則 
― 月建日晨、空亡、動爻化爻、原神忌神、進神退神、六合六冲卦、反吟伏吟 ― 
の中のどれを優先的に見るか、優先順位が多少変わってきます。



この占時占的の違いによる判断のコツを、占時的に整理して説いてあります。




◆占時(占う事柄)別に用神の取り方・判断のコツが整理してあります。

◆占時別に「見る優先順位」が明確に述べてありますから、吉凶入り交じった卦でも迷わず判断できます。

◆占例58例をあげ、具体的にわかりやすく述べてありますから、どなたでも納得がいき、五行易が身につきます。



狆鐚鵜瓩郎や、この言葉自体が凡庸と同様にみられ、日陰に追いやられている感がありますが、これはとんでもないことで、占術、特に五行易では、もっとも大事なことです。用神の取り方でも、判断の細部においても、現実の今の社会状況や常識がわかっていないと、間違いを犯す事になります。

病気占で同じ吉の卦が出ても、「怪我の治療中だが治るか?」という場合と、ガンの人とでは、答え方が違ってきます。怪我の人には「治るでしょう。」と答えても、多くの場合ガンの人に「完治するでしょう」とは言えません。しかし、これも早期の乳ガンなら、今では「治るでしょう」と言ってよいかもしれません。こうした常識が、実際の判断では大きくものを言うのです。

五行易の書は数多くありますが、ちょっと考えると、頭をひねってしまうものがほとんどです。理論が整理されていない、常識がない、というのが因です。これは、ある部分、五行易の聖典とされる野鶴老人の『増刪卜易』(香草社刊『五行易最奥秘儀(正続)』)や『卜筮正宗』(香草社刊『断易十八問答秘解』)についても言えることです。こうした点から、本書では、『五行易最奥秘儀(正続)』『断易十八問答秘解』に出ている占例をあえて数例取りあげ、断の正しい点、間違った点を明示し、解説を加えました。先のことが十分納得いただけると思います。










新刊 『これで身につく五行易』 読後雑感 (季刊「五術」平成22年3月号掲載文から抜粋)



新刊 『これで身につく五行易』 読後雑感

田村陽子

(季刊「五術」平成22年3月号掲載文から抜粋)


新刊『これで身につく五行易』を読んだ。私も少し成長したのだろうか? 特に近年、佐藤先生の新刊を読むたびに、透派五術のすばらしさが、深く感じられるようになった。
本当に感動してしまう。ありきたりの言葉で恥ずかしいが、首相でさえ堂々と使う言葉なので許されよ。

まず第一に思うのは、理論の統一性が、占術の隅々まで完璧にとれている、という事。
次に、その理論の応用が、現実社会の情勢、常識を重んじつつなされていて、しかも、その時々の流行におもねて理論まであやふやにしてしまうものではない、という事。

これは、透派五術のどこを切り取ってMRI撮影をしても、同じように、くっきりと浮かび上がってくると思う。他流派の事はまったく知らないが、これほどしっかりしたものを持っているのは、他にはないだろうと確信する。

少々かたい話になってしまったが、理論も理念もうちすて、世の中がウスッペラになってゆく中では、逆に大声で犂靄寨論を捨ててはダメだよ!瓩伴臘イ靴燭なる。

さて、今度の新刊である。
すでに出されていた『五行易用神集』は、用神の取り方が占的別に整理されていて分かりやすかったが、今回のは、判断法の特徴が占的別に整理されている。講習では講義されているのかもしれないが、本で勉強する者にとっては、実例集などから汲み取らなければならなかった事が、整理して述べてあるので非常にありがたい。

例えば、婚姻占や恋愛占では、第一に六合卦・六冲卦を見る、とある。結婚や恋愛は男女の感情の動きなのだから、六合卦をもっとも吉とするというのは、うなずける。また、空亡は婚姻占にとっては凶とある。これもうなずける。最初に心が向かなかった、嫌だと思った相手を、後で好きになるというのは考えにくい事だし、何かあれば最初の印象が頭をもたげてきて、結果、吉にならないような気がする。

ところが、求財占では、六冲卦・六合卦は特に見ない、空亡は吉凶にかかわらない、とある。求財、つまり金もうけは、物事が動かなければ始まらない事。空亡があけて他の条件がよく、物事が吉に進み出せば、財が入って来ると判断するのは当然。

言われてみれば、いちいち納得のいく事ばかり。しかし、自分では、このようにきちんと物事を整理できないな、流されてあやふやになってしまうな、と思う。だから、最初に書いたように、本当に感心し、感動してしまう。

身命占の判断法にしてもそうだ。身命占で用神が空亡するのをおそれる、とある。自分を占うのに自分が空亡ではどうにもなるまい。爛丱は死ななきゃ治らない瓩澆燭い覆發里と勝手に理解した。

このように、占術の理論の中に、社会の常識や人間の本性のようなものが、きちんと組み込まれ、理論が成立している事に驚いてしまう。

この書に書かれている各占的別の判断法の特徴も、すべてに理論の統一性があるから、いちいち暗記しなければならないというものではない。読んでその場で理解すれば、いったん忘れても、たどり寄せる糸口をつかんでいるから、またたどり寄せる事ができるのである。つまり、身についたという事だと思う。






























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占的別五行易判断法秘伝

【これで身につく五行易】




佐藤六龍著
(A5判・並製・308ページ)

定価 10,800円(税込)






五行易の原則は、五行の生剋という非常に単純なものです。
ただ、占時占的によって、この判断原則 ― 月建日晨、空亡、動爻化爻、原神忌神、進神退神、六合六冲卦、反吟伏吟 ― 
の中のどれを優先的に見るか、優先順位が多少変わってきます。

この占時占的の違いによる判断のコツを、占時的に整理して説いてあります。



◆占時(占う事柄)別に用神の取り方・判断のコツが整理してあります。

◆占時別に「見る優先順位」が明確に述べてありますから、吉凶入り交じった卦でも迷わず判断できます。

◆占例58例をあげ、具体的にわかりやすく述べてありますから、どなたでも納得がいき、五行易が身につきます。



狆鐚鵜瓩郎や、この言葉自体が凡庸と同様にみられ、日陰に追いやられている感がありますが、これはとんでもないことで、占術、特に五行易では、もっとも大事なことです。用神の取り方でも、判断の細部においても、現実の今の社会状況や常識がわかっていないと、間違いを犯す事になります。

病気占で同じ吉の卦が出ても、「怪我の治療中だが治るか?」という場合と、ガンの人とでは、答え方が違ってきます。怪我の人には「治るでしょう。」と答えても、多くの場合ガンの人に「完治するでしょう」とは言えません。しかし、これも早期の乳ガンなら、今では「治るでしょう」と言ってよいかもしれません。こうした常識が、実際の判断では大きくものを言うのです。

五行易の書は数多くありますが、ちょっと考えると、頭をひねってしまうものがほとんどです。理論が整理されていない、常識がない、というのが因です。これは、ある部分、五行易の聖典とされる野鶴老人の『増刪卜易』(香草社刊『五行易最奥秘儀(正続)』)や『卜筮正宗』(香草社刊『断易十八問答秘解』)についても言えることです。こうした点から、本書では、『五行易最奥秘儀(正続)』『断易十八問答秘解』に出ている占例をあえて数例取りあげ、断の正しい点、間違った点を明示し、解説を加えました。先のことが十分納得いただけると思います。










【断易用神の矛盾】佐藤六龍著



【断易用神の矛盾】

佐藤六龍著

《季刊「五術」平成15年3月号から抜粋》



五術そのものは理論とその構成がしっかりしており、ほとんど矛盾がないのですが、それを応用する側が使用する時に、変な使い方をするために矛盾が出てくるのです。周易などは、これを逆手にとって「易は変を尊ぶ、五行易などのように型にはまったのとはちがう」などという詭弁をろうするしまつです。

気をつけないと五行易も子平以上に矛盾が百出する占術です。こう書きますと五行易がさもあやふやな占術のように思われがちですが、そうではありません。前述しましたように、原則はまったく矛盾がなく、応用者側が勝手に矛盾を平気で作ってしまうからです。

そのよい例を今回は述べてみましょう。台湾の五術は、紫薇と五行易と風水が八割をしめています。

その書も本屋の棚のほとんどが五行易と紫薇と風水の三種です。そして、その五行易書のすべてが矛盾だらけ、卑俗な言葉でいえばインチキ・デタラメ判断の書なのです。

子平書では最近に先人の矛盾を説いた書が一種のみ出ましたが、五行易書は一冊(現在のところ)もありません。

五行易は周易とちがって、占事占的をものすごく細かくしぼって、それに対して用神という五行を設定し、それに対する他五行との生剋をみて吉凶成敗を占うものです。

ですから、ある五行を中心にみた場合と、他五行をみた場合とでは生剋がちがってくるのです。ここです矛盾というのは……。五行易の矛盾におちいる人は、この点がはっきり飲み込めていないのです。

悪口になりますが、台湾の五行易家はこうした矛盾がまったくわからない非常識家のみということになります。


次のは、台湾で数冊の五行易書を著している某氏の占例です。

〔占例……矛盾の五行易〕

五術を商売にしようとすることの可否を占う(占的)










この占的この易卦で二十二条の判断を下しているのです。

中国の古書『卜筮正宗』では一卦多占をいましめ、分占をすすめているのです。易者で食べられるか?の占的で二十二の断は多すぎます。こんな事はこの易卦を検討するまでもなくまちがい、という事はわかっています。五行易の矛盾という観点から一つ一
つ究明して五行易研究の参考に供しましょう。

小生の解説が多少、重箱のすみをほじくるアラ探しのような点があるかもしれませんが、そこが五行易の正当と矛盾のわかれ目、というふうに解していただくと幸いです。

「断」は台湾著の判断、「解」は六龍の解・註です。


1、世爻に朱雀を持ち、寅が卯の進神に化し、月から旺相。

 − 本人が五術を積極的にやろうとしている。
この業にむいている。

 − 誤りではありませんが、少し甘い断です。
五術開業の可否の占的で、むいている云云は用神外の断。積極的云云は推測。第一自己が積極的だからこそ、占断を乞うたのです。婚姻占などは相手がありますから相手の積極云云はあっても、自己占の場合に積極云云は少々おかしいのです。世爻が空亡の場合は迷っているという事が判断できますが……。

五術家にむいているか?というのと五術家開業の可否?とでは占的も用神もまったく違うのです。第一番目からおかしな断です。


2、卦中に財爻がない。

 − この業界そのものがあまりよくない。財利が地下にある象。非常に苦労があるだろう。

 − 誤断。占的用神とまったく無関係の事です。
五術家開業可否占で業界の内部まで判断するは論外。


3、月建亥と世爻寅が合し、日晨酉と化爻卯が冲する。

 − 本業をやめることもできず、しかもやめる事を考えている。

 − 誤断。五行易にこのような見方の原則はありません。月建と卦中支は旺相休囚と生剋と月破のみの関係であって、合をみる原則はありません。


4、世爻に子孫を持つ。

 − 小銭が入る。

 − 誤断。開業の可否占で子孫を小銭とするのは誤り。事業占・損得占なら妻財の原神で子孫を小銭としますが、希望占のような開業の吉凶占でこの断はまったくの誤り。

世爻用神の時に、六親が何がついても(忌殺帯身以外)吉凶なし、が正しい五行易です。


5、月建亥と世爻寅が合。

 − 亥は兄弟で散財、故に本業は散財で利なし。
しかし世爻寅は子孫ゆえ少し利がある、故にやめがたい。

 − 誤断。矛盾だらけ。

1では世爻が亥から旺相の吉とし、ここでは散財の凶とする矛盾。


6、卦身未が卦にない。

 − 無計画。

 − 誤断。卦身は一般にみないのが正しい五行易。
また無計画という象は、用神が空亡の時のみの象です。


7、世爻が応爻を剋す。

 − 改職にさまたげなし。自己の力がある。

 − 誤断。この占的には世応の関係はまったく関係ありません。応爻をみるのは彼我の関係のある占時のみ。また応爻を剋したから自己に力があるというのも誤断。自己の力の有無は世爻の旺相休囚と生剋のみ。


8、日晨酉が世爻寅を剋す。

 − 酉は父母。故に父母が反対している。

 − 誤断。自己の開業可否占で父母を両親とみるのは誤り。あくまでもたんなる酉金の剋とみるのが正しい断です。


9、午財が伏しており、世爻寅を洩らしている。

 − 妻女が暗黙のうちに反対している。

 − 誤断。2で妻財を業界内部の財運とみておき、ここでは妻女とみる兼断の矛盾。


10、子孫が世爻につき進神に化している。

 − 子女は賛成。

 − 誤断。自己の開業可否占で子孫を子女とみるのは誤り。しかも子孫を4で小銭とし、5で利益とし、ここで子女ととる兼断(三象意をみている)の矛盾。


11、月建亥の兄弟が世と生合。

 − 兄弟朋友は賛成。

 − 誤断。前述のように月建と卦中支の合をみるのは誤り。さらに自己の開業可否占で兄弟を兄弟朋友とみるのは誤り。しかも5で兄弟を散財として凶とし、ここでは兄弟朋友の賛成の吉とする吉凶の矛盾。


12、月建亥が世爻と生合。

 − 意思強く、五術の力量が満ち満ちている。

 − 誤断。3・5・11の項と、この断で四つの異
なった事象を一つの易理で兼断している矛盾。

3では亥寅の合で本業がやめられない。5では亥が兄弟で散財。11では亥の兄弟で兄弟朋友が賛成。12では亥寅の合で意思と力量が強い。同じ亥の兄弟爻でこれだけの矛盾の事象を述べているのです。


13、日晨酉が化出世爻卯を剋す。

 − 自己が無計画。

 − 誤断。6ですでに無計画を判断し、ここでまた同じ断を別な理から下している。まちがいではないが少々おかしい。しかも酉が卯を沖する兼断をすでに3で行なっています。


14、世爻に子孫を持ち、旺相で三爻の辰官鬼を剋す。

 − 自己に力があり、鑑定客を上手にあつかう。

 − 誤断。開業可否占にこうした判断はまったくの見当ちがい。しかも4で子孫を小銭云云と判じ、ここでは客あしらいと判じている。兼断の矛盾。


15、世爻に子孫を持ち子孫に化す。

 − 本業をすてられない。また別な業を持つ。
一つの身で両業を兼ねる。

 − 誤断。1・4・14とこの項で異なった事象を一つの易卦で兼断している矛盾。第一職業の数や種類は易卦に絶対に示されないのが正しい五行易。


16、六合卦に化す。

 − 業を変える事が吉。但し迷いが多い。

 − 誤断。このような象の断は、六合卦では絶対にでてきません。


17、壬申年に世爻寅を冲す。

 − 中国81年壬申に旧業をやめてしまう。

 − 誤断。開業可否占でこのような断は無関係で判断できません。


18、癸酉年に世爻化出卯を冲す。

 − 中国82年癸酉年は不運。

 − 誤断。17と全く同じ。堕官鬼が月建亥に囚。


19、官鬼が月建亥に囚。

 − お客が少ない。

 − 誤断。開業可否占で官鬼をお客とするは誤り。


20、官鬼が世爻を生じない。

 − お客が少ない。
 − 誤断。19と全く同じ。


21、寅午戌と三合火局す。

 − 自己の力によってお客より財を得る。

 − 誤断。これまでの判断とまったくの矛盾。
2では午の財がないといい、ここではない午に三合させている矛盾。


22、世爻旺相で進神に化す。

 − 父の反対をおそれず自己が説得する。

 − 誤断。これまでの判断と矛盾する断。
また日晨の酉からの剋を父の反対とみるのもおかしく、さらに旺相進神を自己が父を説得するという象も無理。



以上のように、一つの易卦で22の異なった事象を兼断しています。
しかもこの易卦は、五術を開業する事の可否いかん?を占う事に対しての立卦です。

それに対して22の事象を判断しているのです。開業可否に対する用神という事も、五類が互いに生剋しあうことも、まったく考えない、非常識無知な断易者なのです。

一つの易卦の中の妻財で、業界の財運、妻、求財の三種を平気でみています。子孫では自己の財、子供、自己の能力、職業の四種をみています。

用神があるのにこのように五類のすべてをみますと、子供はすべて小銭(財の原神)があり、お客を上手にあつかうという事になってしまいます。

妻は必ず財があり、その妻のつとめている業界は財運があって景気がよい、という事になってしまいます。

結論として、五行易の用神・用神の生剋、というきわめて初歩的な事を十分に理解しないため、こうした変な矛盾に満ちた五行易判断ができてしまったのです。

占術の原理原則には矛盾はなく、理路整然としているのです。それを使う側が変に応用するため、矛盾が出てくるのです。

皆さんはこの点をよくよく注意してください。









【占術の構成と利用】佐藤六龍著


【占術の構成と利用】

(季刊「五術」昭和58年9月号掲載文から抜粋)

佐藤六龍著



いささか私事になりますが、三月からとりかかった「活用秘儀シリーズ」が七月末にようやく脱稿しました。今回の出版は「六壬」です。子平を第一回の活用秘儀として取りあげ、断易・遁甲と三冊で、ようやく四冊目として「六壬神課活用秘儀」をまとめあげました。

手前みそになりますが、この活用秘儀は私が全五術の正しい全貌を伝えるためのライフワークともいうべきものとして、正しく、平易に、入門から奥義まで、というモットーをつらぬいたものです。

もともと、日本には五術としての正統のものは、人相(但し画相と気血色を主としたもの)と断易の二術しか伝えられていませんでした。四柱や相学(印相・名相・家相・墓相)はまったくでたらめもひどいものですし、遁甲は伝えられていませんでしたし、六壬はまちがいだらけで、断易と混同されたものとなっていました。

漢方に至っては、まったくの旧い漢方(但し方剤)で、後漢の時代にできた医学が完璧である、という非常識さに気づかぬおろかな漢方医が治療している現状です。針灸も、全身に針ねずみのようにうつおかしげな治療法です。

このように五術は正しく日本に伝えられていませんでしたから、私は「活用秘儀シリーズ」として一書ずつ物にしていく気になったのです。今回は「六壬」を書きましたが、書いているうちに、全五術のいろいろの事が次から次へと頭へうかんでくるのです。というのは、四冊目ですから、全五術の関連、構成、特徴、差異などがおもしろいように考えられ、いまさらに、中国の五術のすばらしい構成に感心させられた次第です。

少しですが、断片的に書いてみましょう。

六壬を書いているうちに気がついたのですが、各占術にはそれぞれ一般の人が気がつかないような独得の構成で占術が存在し、それが占術の特色であり、長所であるということです。あたり前といえばそれまでですが、この当然の理をくみとると、その占術を他占術よりも活用する事が上手になりますし、すばらしい「判断の妙」ともいうべき学術的功用にもつながります。

六壬と断易は五術の中では卜に属する雑占法ですが、まったくちがった構成でできています。一般にちがいを云云する時、断易は吉凶の断、六壬は象意の細、といわれています。
しかし、本当はそうした点にあるのではなく、占法の構成上から来る、その占術独得の長所があるという事です。

断易も六壬も占事の時の触機により、占術の一つの構成が始まります。断易は立卦です。六壬は課式盤作成です。どちらもある時という同じ一つの点を基にしながらまったくちがう占術構成法をとっています。

断易はどんな立卦法、どんな立筮具を用いるにしても、易卦を出すのに、一爻ごとにばらばらに六爻を出し、そこで始めて一つの易卦ができます。つまり、六爻で組みたてられている一つの易卦は、なんの関連もなく一爻ごとの爻が単に六種ならんでいる、というのが断易の構成上の特徴です。

それに対して六壬は、日干支という二つの一種の虚星を基にしてそこから、四課・三伝の課式盤ができます。つまり、あの複雑な六壬課式盤の四課・三伝はすべて、触機の時干支の縦横の関連によって組みたてられているという特徴です。

一方は六爻あっても、まったく無関係で六爻があるというのに対し、一方はすべて課式が関係づけで組みたてられているのです。この二点が非常に大きくちがうのです。もちろん、断易の十二支は、六爻とも関連があるように納甲されていますが、納甲以前の六爻を考えると、六爻の構成は無関係です。六壬は四課・三伝の十二支によって組みたてられ、そこに十二天将星と六親星が配されるのですから、易の六爻にあたるのがこの四課三伝の十二支です。

さて、この六壬の四課・三伝の構成がすべて密接な関係の上にたっているという事は、なにをあらわしているか?また占的に対してどういう意味を持つか? ―― これを考えると六壬を用いる占事、六壬を判断する方法が、開眼できるのではないでしょうか。

十二支定位盤の上に月将支をのせて天地盤ができ、日干支を基にして四課ができます。この四課に特徴があります。一課の天盤支と二課の地盤支が同じ、一課と三課は日干支、三課の天盤支と四課の地盤支が同じ。三伝はこの四課の生剋の関係から初伝ができ、初伝から中伝、中伝から末伝、という具合にすべての四課三伝支が日干支と触機(時支と月将支)を中心に完全な連関作用で構成されているのです。

トにしろ命にしろ、ある占術がこのように、一点を基にして関連で組みたてられているのは六壬以外ありません。四柱でも、たんに年の中の月、月の中の日、日の中の時という関係で組みたてられているにすぎません。前述しましたように、断易は、まったく六爻がバラバラで構成されているのです。

さて、この六壬の四課三伝が関係があるという点どう占断に応用するか?という事です。
命の場合、一課を自己とし、三課を妻としますから、六王命理は自己からみた妻であり、自己が××する妻、というあらわれ方をするのです。これが断易(河洛)の場合、まったく対等の立場、男と女、赤の他人であった男と女が夫と妻となった、というあらわれ方をするのです。

子平の場合、断易(河洛)と同じく対等の配偶者関係ですが、喜忌というものを用いますから、たんなる対等の男と女とあらわれていますが、やはり自己にとっての損得的な立場で配偶者運があらわれているのです。

これが紫薇の場合は、十二宮の配置も、星の配置も、まったく機械的に配しますから、男と女の関連づけよりも、第三者からみたたんなる夫と妻、という状態で配偶者運があらわれています。

こうしてみますと、六壬があらわす夫妻運が一番、なまぐさい夫婦関係を如実にあらわしているといえます。密接不離な第一課からみた三課の配偶者であり、三課に作用をあたえている四課の配偶者の身内であり、その吉凶が三伝に出ているのです。
 
俗な言い方でこれを説いてみますと、次のようになります。

本人からみた吉凶の度合いの強い配偶者像、しかも、これは赤の他人や友人からみたのとはまったく異った配偶者像が第三課にでるのが六壬命理。

本人にとっての吉凶の作用をあたえている事が第三者にもよくわかる配偶者像、これが子平命理。

当人からみた表面上の配偶者像で、しかも第三者から同じくみえる配偶者像、これが紫薇命理。

たんなる第三者からみた夫と妻の状態、これが河洛命理。

雑占でも同じです。自己とまったく無関係の爻でありながら、そこの十二支によって合なり冲なりをうけているために、何らかの吉凶作用をあらわしているのが断易です。六壬は、自己がまきおこす何らかの関係によって、そこに四課三伝があらわれ、それが吉凶をあらわしているのです。

結論として、占術の使いわけにこの構成上の特徴を応用したらおもしろいという事です。
当人が来た時は、すべて六壬。当人以外が来た時は断易。

その人に関連のない占的を占う時は断易、なんらかの関係がある占的の時は六壬 ―― というような用い方です。もっともっと命理などは、この特徴を応用したら面白い推命ができると思います。










【占い教室】4月新開講


《五行易初等科》

4月7日(土) 11:00-12:45 開講!

(6ヶ月間×月2回 ・ 12回講習)










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六壬神課活用秘儀925-300小





六壬命理篇350-350syo
















【異動の占い方(卜)】(季刊「五術」平成1年12月号掲載記事より抜粋)


【異動の占い方(卜)】  

佐藤六龍著

(季刊「五術」平成1年12月号掲載記事より抜粋)



人事異動についての質問を時々受けることがあります。この異動には、部署の異動も転勤も含めてよいでしょう。

家を新築したばかりなので、あるいは、子供がまだ小さいので転勤は困る、というのもあれば、いまの部署がいやでどうしようもない、何とか異動にならないものか、というのもあります。

一般的にいって、こうした占的にもっとも適しているのは五行易でしょう。異動 − 変化があるか、ということですから、動爻の有無に注目すればよいのです。自占なら世爻が用神になりますし、妻が夫のことを占うのなら官鬼が用神になります。この用神に動きがあるかどうかをみればよいわけです。

用神が静爻なら異動はない、動爻なら異動があるとします。この場合、占的が異動があるかどうかということですから、日月からの生剋は一応無視してかまいません。

吉凶得失を占うのではないのですから、たんに、用神が動いたかどうかだけをみればよいのです。

六爻の中で、ある爻が動く確率は三分の一、つまり三回に一回です。三回易を立てて、そのうち一回は用神が動く、というのが標準的です。まあ、こんなところかな、という気はします。しかし、これは平均値ということであって、現実にはつづけて動爻が出ることもあれば、五回も六回も静爻がつづくこともあります。ですから、あくまでも、確率的に考えれば、ということであって、純粋に占いの立場に立てば、確率論など考える必要はありません。すなおに判断すればよいのです。

「動爻」以外では、六冲卦に注目します。「六冲卦」は、散り散じる、つつき動かすということですから、これも動きがある、異動があるとします。

このように、「異動」に関しては五行易でみるのが一番ですが、占術 − ことに「ト」の占いでは、占者と占い(あるいは占的)との相性といったものもあるようです。

恥ずかしながら、筆者の場合、五行易で「異動」を占って、自分で納得いく鑑定ができたことがありません。どこかわだかまりが残ってしまいます。筆者はですから、「異動」の占いには六壬を用いていますが、それは、人それぞれということでかまいません。各人が、「実績のある」占いを用いればよいのです。

六壬での「異動」の見方は、一課と三課の冲、末伝と一課の冲をみます。十二支関係では、「冲」が動きをあらわします。一課は本人、三課は占的、つまり人事ということになります。

ただ、先にも書きましたが、ここでも吉凶得失を占うわけではありませんから、一課と三課、一課と末伝の関係のどちらかに「冲」があるかどうかだけをみていけばよいのです。
この二者に軽重をつけるとすれば、まず、末伝と一課の関係をみて、「冲」がなければ、次に一課と三課の関係をみるようにします。

「命」で異動をみる方法は残念ながらありません。ただ、「命」とはいえませんが、生年干支によって占う見方はあります。昭和の初期に大郎坊という易者がいて、この人は高嶋象山の占いを編み出したとされている人物ですが、この大郎坊の見方です。

生年干支が甲子なら、甲・己・子・午の年に「変化」がある、とするものです。非常に単純、他愛がないといってしまえばそれまでですが、筆者が干支術を教わった芝山先生などもこの見方で「変動運」をみていました。

理屈っぽい読者からは、「それでは同い年で大学を卒業して同期で入社した人間はみんなそうなのか」といわれそうですが、同期の社員が大挙して易者のもとに来るわけはなく、判断の時は一対一なのですから、これでも商売になるのです。「ト」を学ぶには理屈っぽさも必要ですが、本来の「ト」の性質を考えれば、単純にわりきることもまた必要なのです。










まもなく開講!

【東京教室】

◆五行易初等科◆

4月7日(土)11:00-12:45



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4月7日(土)新開講
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《東京教室》4月新開講科目のご紹介(2)






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明治大正昭和に活躍した名物易者の話




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【占い教室】(後期)

《H30.10月〜H31.3月》

五行易高等科 (月2回)
紫薇推命高等科(月2回)
四柱推命高等科(月1回)
四柱推命中等科(月2回)
奇門遁甲高等科(月2回)
二十八宿生日推命科(月1回)
※二十八宿生日推命科のみ
どなたでも受講可。




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