季刊「五術」 平成17年2月号から抜粋

【測字よもやま咄】第三話



「欠」の字を書いて子供の事を問いました。「明日男子を出産するであろう。
この子は最初の子ではない筈」

時に十月十日でした。翌日その人が来て「先生の神占、はたして家では今日、
一男子を得ました。これは次男です。どうして先生はこれを知ったのですか?」
「欠の字に両点を加えると次の字になる。これは第一番目でない事を知る。
今日十一日である。欠の字に十一を加えると坎の字になり、易理では坎を
中男とする、とあるから今日男子を得た事を知ったのである」




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ある人が「瓦」の字をもって、無尽がおとせるか否かを問いました。

「瓦は人の頭の上にあるものである。おそらく一番高くとれるであろう。字形は
二十九である。あなたは二十九点をもって無尽に臨めばよい」

その人は疑いながら行きました。のちに来て「はたして二十九点でおとせました。
先生は実に神仙である」と。

 


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張欣写が「字」と書いて、長男の病気が危いのを相字者に間いました。
「字の始めに書くウ冠りは、家の字頭で、その下に子があり、家の中に子供が
在る象で妨げはありません」

張欣写は安心して、友人と談にうつりました。ところがその友人が煙草に火を
つけようとして、そのつけ木を「字」と書いてあった紙の上におとしてしまいまし
た。友人はあわてて火を消しました。相字者はそれを見ていて、「書いてある
紙の犹瓩硫爾劉犹勠瓩、焦げてなくなりました。子息がなくなる兆、
火(つけ木)が犹勠瓩鮠辰垢箸いΔ海箸蓮↓犧勠瓠焚个字の下にくる)となり、
何か変事があるでしょう。

後にこの子息は、一度は病気は癒えたのですが、再び病いを得て死亡しました。




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親族五人が郷試を受けに来て、試験場前の相字者に、誰が合格するかを
「孟」を書いて間いました。

「子は北をあらわし、北の皿で北方から来た人。しかも猝勠瓩鰐卉腟┐量
で、一番上や最初という意の字、つまり北方から来た長男の人が合格する
であろう」

【註】これは少しおかしい相字。一族が試験を受けに来たのであるから、五人
はすべて北から来た筈。むしろ孟仲季の孟で長男としたほうが正しいでしょう。




※第一話は、9月5日に掲載しております。





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